労務アドバイス vol.071
最低賃金 過去最大の引き上げへ (2022.09.13)
今年度の最低賃金の答申状況が出揃いました。地方では中央からの答申よりもさらにアップするところもあり、経営状況も大変厳しくなることが予想されます。
昨今の採用難もあり、時間給単価を上げて求人を行う企業もありますが、いずれにしても賃金のアップに伴い、法定福利費も上昇しますので、商品の値上げなどの対応が難しい場合は、企業の利益を圧迫することになります。今後ますます企業は生産性を上げていくために、設備投資をしたり、事務等を合理化する動きが求められます。国もこのような状況を見込んで、各種助成金を用意していますので、うまく使いながら導入できればよいのではないかと思います。