労務アドバイス vol.069
東京都 育児休業の新しい愛称を「育業」に決定 (2022.07.15)
6/29、東京都の小池知事は、育児休業の新しい愛称を「育業」とすることに決定したことを発表しました。「育児休業」には、仕事を休む、楽をしていると取られがちで、取得しづらい雰囲気を生んでいるため、イメージを一新する狙いがあるそうです。今年度、4月に育児介護休業法が改正され、また10月にも法改正が予定されています。この改正の背景には、男性の育児休業取得者を増やしたいという国の思惑があります。これまで育児休業は女性が取るものというイメージだったものを、男性が育児に参加しやすいよう、まず雇用環境整備をし、そして、労働者から妊娠の報告を受けた時点で、会社は、育児休業の制度説明をし、その上で育児休業を取得するかどうかの意向を確認するということが義務となりました。10月には、産後パパ育休の制度が創設され、一層男性の育児休業取得を後押しする形となります。東京都の「育業」にも、堂々と「育業中です」と言える環境にしたいという強い意志が感じられます。