労務アドバイス vol.052
手続き関係の書類が押印不要に (2021.02.18)
コロナ禍の中でテレワークが進む中、どうしても出社しなければならない理由に「押印が必要なため」ということが多く、その解決のため、書類の押印を不要とする対応が進んでいます。少し前まで、書類の代表者名の横には、「印」というのがありましたが、最近各書類をダウンロードしますと、その「印」が消滅しています。様々な申請の代行を行う当社としましては、押印不要の流れは大変ありがたく、よりスピーディに事務処理が行えるという利点があります。しかしひとたび紛争になると、記名だけの書類では心もとないといえます。当社では代表印の代わりに申請書をメールで送付し、その内容を確認いただき、「内容を確認した」旨の返信をいただくこととしています。また労働者代表の印の代わりに署名をお願いすることといたしました。そのような対応をすることで、無用な紛争の回避となります。押印不要の流れはきっと様々な紛争を巻き起こすだろうとの予測の下、当社ではしっかり対応をしていきたいと思います。