労務アドバイス vol.047
雇用調整助成金 緊急対応期間 12月末まで延長 (2020.09.17)
雇用調整助成金の緊急対応期間が、9月末までだったものが12月末まで延長されることが決定しました。緊急対応期間中は、通常の時よりもかなり受給の要件が緩和されており、申請書の作成も当初に比べてかなり簡素化されましたので、取組しやすくなっています。ただ、固定の勤務ではなく、シフトによるものであったり、様々な勤務時間の方がおられるときは、申請書作成も当社のような専門家に任せていただいたほうがよいと思います。この助成金は、本来であれば、業績の悪化等に伴い「解雇」せざるを得ないところ、休業手当を支払うことにより、国から助成金が支給されるという仕組みになっており、雇用の維持に貢献する助成金と言えます。ただ、運転資金が枯渇した会社では、なかなか休業手当を支払う余裕もないかもしれません。本助成金の他に、低利の融資など、今回のコロナ対策として、企業への支援策が多数用意されていますので、あわせて確認いただければと思います。また臨時のアルバイトの方など、もともと勤務時間が不鮮明は方には、休業支援金・給付金といった制度もありますので、ご確認いただければと思います。当社では、企業活動の維持を全面的にサポートしてまいります。お気軽にご相談ください。