【2011.06.20】    

<TOIPCS>
■ 正社員はパート・アルバイトよりモチベーションが低い!?
−正社員69.3点、パート・アルバイト77.3点(2010年モチベーション白書)−


◆ 社会人のモチベーションは高いのか?
 働くうえで「モチベーション」(日本語では「動機づけ」と訳される)は非常に大きな要素ですが、株式会社JTBモチベーションズでは、「2010年モチベーション白書」を発表しています。
 これを読むと現代の社会人がどのような意識・モチベーションを持って仕事をしているのかがある程度見えてきます。

◆ 100点満点中「69.7点」
 モチベーションの高さを100点満点として数値化してみると69.7点であることがわかり、2004年の結果(69.0点)からは微増となっています。
 モチベーションが「80点以上」(高領域)に属する人は28.1%、「50〜80点未満」(標準領域)に属する人は61.8%、「30〜50点未満」(低領域)に属する人は8.4%、「30点未満」(危険領域)に属する人は1.7%となっています。

◆ 雇用形態別に見るとどうか
 雇用形態別に見てみると、「正社員」が69.3点で最も低く、「契約社員」は73.1点、「派遣スタッフ・パート・アルバイト」が77.3点で最も高くなっています。
 自分に合った仕事を行い、家族などにも理解され、私生活が充実し、個性を発揮し、環境に適応しているという気持ちが、派遣スタッフ・パート・アルバイトのモチベーションの高さにつながっていると分析されています。

◆ 職種別・業種別に見るとどうか
 職種別では、上位から「営業・販売系」が73.1点、「管理・企画系」が67.8点、「開発・製造系」が66.8点となっています。
 この結果については、自分に合った仕事を行い、課題や目標を達成しているという気持ちが、営業・販売系のモチベーションを他よりも高いものにしていると分析されています。
 業種別では、「小売・流通業界」が73.7点、「人材派遣業界」が72.4点と高い結果となっています。
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