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労務アドバイス vol.020

N大の対応より「指導」を考える (2018.06.25)

 6月となり、まもなく梅雨入りとなります。雨は憂鬱な季節となりますが、この後はまた日差しの強い夏がやってきますので、しばし、雨のシーズンも楽しみたいと思います。

 さて、連日ニュース等で取り上げられていますが、N大アメフト選手による悪質タックル問題から、N大の危機管理体制の不備まで糾弾する声が相次ぎ、収拾がつかない状態になっています。また関東学生連盟からの処分が出されたことで、この後のN大の動きが注目されます。

 この一連の内容は、「圧力をかける指導」を行い、結果、選手を追い込み、正常な判断ができない状態の中で起きたものだといえます。もちろん悪質タックルを行った選手にも非はありますが、練習から外す、他の選手の前で怒鳴る、日本代表の辞退を強要するなど、ターゲットとなった選手(記者会見ではこの状態を「はまる」という)を徹底的に追い込み、陰湿にいじめる行為は、まさに「パワハラ」以外の何物でもありません。職場におけるハラスメントの中でも一番多いのが、パワハラです。また行為者は男性で、上司というパターンがもっとも多いのも事実です。この騒動を会社での出来事に置き換えたときに、自社内で、陰湿ないじめが行われていないかどうか、あった場合、どのように対応するのか、また今回のように、事件が公になった場合の対応をいかに行うかによって、企業の真価が問われます。日頃より、危機管理体制について自社の体制に問題はないか、万一企業の不祥事(情報漏えいや、従業員の不祥事など)が起きた場合、どのような危機管理体制が発動するのか、専門家を交えて事前にシミュレーションしておくことをお勧めいたします。

 

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